この物語はグロンギとの戦いから8年経った2008年、すなわち現代の物語である。
2月16日 PM3:40 東京都内某工場跡地
(銃声)「バン! バキューン! バン!」
銃声が鳴り響く中、そこには人間ではない謎の生き物と戦っている警官達がいた。
謎の生命体は蛙の様な姿をしており、銃弾は全く効いていない様子だった。
警官A「うわー」
警官B「ぐは」
次々と殺られていく警官たち。
警官C「な、なんでまたこんな奴が・・・」
謎の生き物「・・・・・」
警官C「ハッ!!」
気づくと警官は警官C以外、謎の生命体に殺られていた。
警官C「くそぉ~・・・・うぉぉぉぉ!!」
闇雲に銃を撃ちまくる警官C。
(叩かれる音)「バシ!」
警官C「ウ、ウゥゥゥ」
だが抵抗もむなしく一瞬で殺られてしまう。
謎の生命体「・・・・・・早く来い、クウガ!!」
2月17日 AM09:03 警視庁会議室
そこでは先日の謎の生命体について会議されていた。
警視総監「昨日の謎の生命体による警察官殺害事件。この謎の生命体は2000年に出現した未確認生命体と同じ生命体だと推測していいだろう。」
刑事1「でも未確認生命体は4号によって全滅したじゃないですか。」
副警視総監「その事に関しては現在も調査中でまだ仮定のものだ。」
警視総監「そういうことだ。従ってこの件に関してはマスコミや一般市民の耳に入らないようにしてもらいたい。余計な混乱は避けたいからな。」
副警視総監「その未確認生命体は現在も逃亡中で、行方を捜査中だ。居所がつかめ次第、君達には今科警研で準備してもらっている特殊弾で未確認生命体を撃破してもらいたい。居所は追って連絡する。以上、解散!」
会議が終わり、刑事達は会議室を静かな空気の中、去って行った。
2月17日 AM:9:56 警視庁内廊下
会議を終えた二人の刑事が歩きながら未確認生命体について話していた。
刑事2「しかしまた未確認生命体が出現するとはな、どうなっているんだ?」
刑事3「8年前に4号が未確認生命体を48体倒してそれで絶滅させたんじゃなかったのか?」
刑事2「いずれにせよ1体出てきたんだから前みたいにまたウジャウジャ出てくるかもな。」
刑事3「・・・・・ですね。覚悟しないといけないですね。」
と言うと二人の刑事は黙り込みながら歩いて行った。
2月17日 AM11:28 ???
木が生い茂っている森のような場所に謎の生命体の集団がいる。
数は10体程いるように見える。
トンボの様な生命体「ゲロルの奴、やってくれたな」。
クジラの様な生命体「ああ。だがこの機会にそろそろ始めるべき時期ではないか?」
すると奥のほうからツバメの様な生き物が飛んできた。
(着地音)「シュタ」
ツバメの様な生命体「だからって抜け駆けして良いわけないじゃない!!ズの癖に!」
ツバメの様な生命体はどうやら女性の様だ。
クジラの様な生命体「良いと言っているのではない。ただもうあれから8年も経つんだ。俺達も動き出しても良い頃だろう。」
とクジラの様な生命体は堂々と言った。
トンボの様な生命体「まあな。だがクウガがどこにいるの」
ツバメの様な生命体「そんなのリントを殺してれば出てくじゃない!!」
とツバメの様な生命体はトンボの様な生命体が言い切る前に喋りだした。
ツバメの様な生命体「だってあいつはリントを守るために戦ってんでしょ?、古代の時みたいに。」
クジラの様な生命体「確かにそうだな・・・・だが先にゲロルが次にどう出るか見てからにでも考えよう。」
そう言うとクジラの様な生命体は奥へと消えていった。
すると残りの生命体たちもうなずきながら奥へと消えていったのであった。
2月17日 PM03:15 台場
ズ・ゲロル・レ「さぁ、狩りの時間だ・・・・・」
と言うとゲロルは台場にいる人間を次々と襲い始めた
一般人A「キャー、ウッ・・・」
一般人B「グワァ・・・・」
ゲロルは一般人をビンタで叩き倒していく。
一般人C「や、やめてくぇぇ・・・ウワッ・・・・・」
ゲロル「これだけ目立つところでやればさすがのクウガも・・・・・」
2月17日 PM03:17 警視庁刑事部内
(放送)「事件発生、事件発生。台場で未確認生命体らしきモノが一般人を襲ってる模様。刑事部は直ちに特殊弾を持ち、現場に急行せよ。」
刑事2「ついにこの時が来たか・・・・・」
刑事3「行きましょう、覚悟を決めて!」
刑事2「おう!」
2月17日 PM03:35 台場
刑事達が駆けつけたが、そこには一般人が何十人も倒れている。
だが、そこにゲロルの姿は無い。
刑事2「畜生、間に合わなかったか・・・・」
すると上の方から声が聞こえた。
ゲロル「なんだ、クウガじゃねぇのか。」
すかさず声の方に目を向ける刑事たち。
刑事4「み、未確認が喋った!!」
刑事たちは上にゲロルがいる事とは別に日本語を喋ったことにも驚いていた。
ゲロル「まぁ暇つぶしにはちょうど良い。お前らも殺してやるよ・・・トワッ!」
ゲロルは20m上の高台から刑事たちのいるところまで飛び降りてきた。
刑事2「ウォオオ!!」
その瞬間刑事たちが特殊弾装備の拳銃を発砲した。
(銃声)「バン! バン! バキューン!!」
殆どが命中していた。」
ゲロル「ウッ・・・・クッ」
刑事3「やった、効いてる!!」
ゲロル「・・・・・・な~んてな。」
刑事たち「!!」
ゲロルは効いてる素振りを見せていただけだった。
ゲロル「残念だったな。俺達は前に現れた奴らとは鍛え方が違うんだ。」
そう言うと刑事たちに襲い掛かってきた。
刑事5「うわ!」
刑事6「グワァ~。」
刑事4「うわぁ!」
次々と叩かれて倒れていく刑事たち。
刑事2「ひるまずに撃つんだ!」
(銃声)「バン!バン!」
だがさっき同様、全く効いていない。
ゲロル「トリャ!」
刑事2「ぬわ!」
ゲロル「後はお前だけか・・・・」
刑事3「くそ、こんな時4号がいれば・・・・・」
ゲロル「終わりだ!!」
刑事3「クッ!」
?「待て!!」
それはゲロルが刑事3を叩こうとした瞬間だった
ゲロル「・・・・・・・お前は!!」
そう、そこにいたのは{五代 雄介}だったのだ!
五代「またこんな奴が・・・・・やるしかない!!」
(アークルが出る音)「シュイーーン、バン!」
(アークルの待機音)「シュイン、シュイン、シュイン、シュイン」
辺りに待機音の音が響く。
五代「変身!!」
(アークルの音)「ファン、ファン、ファン、ファン、シャイーーン!」
五代はクウガ(マイティフォーム)に変身した。
ゲロル「遂に来たな・・・・・・クウガ!」
クウガ「行くぞ!!」
......EP.2 結集に続く